Flashのアニメーションはキーフレームの連続によるフレームアニ メーションのほか、 2種類のアニメーション機能が備わっている。ひと つは「シェイプトゥイーン」と呼ばれ、シェイプを別のシェイプに変形さ せることでアニメーションを表現する。この機能はシェイプでのみ有効となるため、シンボル化してしまったシェイプでは使うことができな い。もうひとつは「モーショントウィーン 」と呼ばれ、シンボル化したグラ フィックやムービークリップをアニメーションさせるための機能となる。おもに大きさの変化や移動、回転など元の素材が変化しない形 での動きを表現する。 このふたつのアニメーションとフレームアニメーションを車且み合わ せることで、多彩な表現が可能になるのだ。これらはタイムラインの 色によって区別ができる。タイムラインは、 Flash における時間軸を指し、オーサリング上で は左から右方向に向かって時間の経過とともに変化することになる。 タイムライン上にあるひとつひとつのフレームが表示される時聞は、 ムービーのプ口パティにあるフレームレートの値によって変わってくる。 たとえば 「12fps」 で設定されたムービーは、1フレームの表示される 時聞が「1/12 秒Jとなる。 タイムラインにあるフレームごとに変化させていくとセルアニメのよ うなアニメーションを表現でき、このときの変化するポイントを「キーフ レーム」という。フレームは連続して閉じ絵を表示させることも可能。 つまり止め絵であれば、そのまま指定したフレーム数だけ再生でき、 動くタイミングなど任意のポイントでキーフレームを与えることで、アニ メーションの作業効率を上げることができる。