ActionScriptを使用していくうえで避けて通れないことが、、「オブジェクト 」についての理解だ。オブジェクトは、プロパティとメソッドで成り立っている。プロパティは属性を示すもので、たと えばムービークリップのオブジェクトには、必ず幅と高さがあるのだ が、この幅や高さといった属性をプロパティと呼ぶ。幅は 「width」 、 高さは「height」を指定することで、それぞれの内容を取得できる。プロパティは、オブジェクトのあとに 「.」 を 続けて記述する。このスタイルを「ドットシンタックス」と呼ぶ一方、メソッドとは命令のことだ。メソッドはプロパティと同様にドットシンタックスで記述するが、メソッド名のあとに(“) が付くのが特長。(“)内に値を入れること で、メソッドに渡すこともできる。この値のこ とを「引数」と呼ぶ。
たとえば、ムービークリップで使わ れる命令のひとつとして、ムービークリップ内の指定フレームから再生させる 「gotoAndPlay」 がある。もちろん 1種類のプロパティとメ ソッドをだけではなく、 Flash にはそれぞれオブジェク卜の種類に 応じたプロパティとメソッドが多数用意されている。あらかじめ用意してあるプロパティとメソッドについて把握しておくと、コンテンツ制作が容易となるのはまちがいない。