Flashがリッチなアプリケーションのプラットフォームとして広く使われるポイントのひとつとして、サーバとの親和性の高さがあげられる。もっともよく使われているのは、FlashからCGIもしくは Webアプリ ケーションに情報を投げるというものである。この手法に関しては、ブ ラウザがサーバの返り値を受け取るものと、 Flash が受け取るものと のふたつが存在する。 サーバ連携時のデータの受け渡し方法には、 Webブラウザから データを送信する際に使われる GETメソッドと同様、 URL エンコー ドされた文字列を使って渡す方法と、 XMLデータを読み込む方法の2種類がサポートされており、サーバシステムの実装状況に応 じて使い分けることができる。 XMLの読み込みはFlash 内で‘親和 性が高く、 ActionScript 内でXMLの記述が可能であったり、直接値にアクセ スして取得できるようになっていたりする。Flash でテキストデータを読み込む際の文字コードは、デフォルト の状態ではUTF-8となっている。 このほか、 Flash ファイルの配置した場所とサ―バシステムの場所 が異なる場合、 Flash上のセキュリティポリシーの関係上読み込めない点に気をつけたい。これは、ポリシーファイルを読み込む側のサー バに設置することで読み込みが可能になる。ブログパーツのように、 他のサイトに貼られることを想定したコンテンツでは欠かせない。