JavaScriptは基本的に英語の世界だ。英語といっても英語の文法に従って書くのではなく、 JavaScript のルールによって書くことになる。つまり、基本的にアルファベッ卜や数 字、記号の組み合わせでプログラムを書いていく。 書かれたプログラムは「上から下ヘ」順番に実行される。下から上 に処理が戻る場合は「繰り返し」が行われる場合だ。繰り返しは回 数が指定されていたり条件が指定される。 JavaScript は行単位で、処理が行われる。行頭から行末までが処 理の単位になる。 JavaScript の行末は改行コードまたは;(セミコロ ン)となっている。また、;までが処理の単位なので、ふたつの命令を;で区 切って1行に書くことができる。 JavaScriptではオブジェクトやメソッド(命令)の名前は英文字で 書かれるが、英大文字と小文字は区別されるので、注意しよう。
例えばalert(‘Hello!’) は正常に動作するがAlert(‘Hello!’) はヱラーで動 作しない。これは異なるメソッド、として解釈されるからだ。 JavaScript ではよくデータを入れておくのに「変数」が使われる。 変数は任意の名前をつけた入れ物だ。ただし、すでに使用されてい るオブジェクト名や命令などは使うことができない。変数名は英文字、 数字、アンダーパーなどを組み合わせてつけることができるが、先頭 の1文字自には数字をつけてはならない。また、変数名の長さには制 限はない。